D51163と併走撮影 |
一度はやってみたいのがクルマでの併走撮影.復活蒸機運転でこんなことするとヒンシュクを買うことになるが. 1972年3月、友人2人と冬の北海道へ撮影にクルマではるばるとやって来た時にそのチャンスが訪れた.函館本線大沼公園駅から長万部側に1km少々だが、線路に沿って道路がピタリ並行する区間がある.ほとんどの区間にはガードレールなどの障害物は無い. ちょうど下りの普通列車がやってくる時間だったので逆光気味だがトライすることにした.列車は駒ヶ岳裾野の登り勾配に備え、思いっきり加速するので迫力のあるシーンが展開しそうだ.ドライバーは非鉄のM君が引き受けてくれる. D51163牽引の列車が大沼公園駅を発車. こちらもゆっくりスタート. 動輪が力強く回転する. 速すぎ.押さえてM君. そうそうOKOK、いいよいいよ. D51も思いっきり加速する. D51163は煙室扉に丸穴が並ぶ変形機. ミラーを見ながらのシンクロ運転も難しい. 右の林の間から小沼が見え隠れする. 左側は大沼. ファンダー内はD51と煙を常に捉える. こちらは制限速度いっぱいいっぱい(ということにしておく). まだ加速するの?[画像クリックで拡大] 後ろが見えないのでシャッタータイミングも難しい. 右が開けて小沼沿いに出る. ここから柵が! この辺反対からは有名撮影地. 踏切待ちののクルマにつかまって約5分間の併走は終了. 3月半ばで雪は無かったが帰路に通った3月末は大雪だった.
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