先日2004年6月5日、茨城県の龍ヶ崎線やD51保存機などを廻ったが、最後に栃木県壬生町に保存されている、もと龍ヶ崎[5]号機のところまで足を延ばした．
[5]は東武宇都宮線「おもちゃのまち」駅前に置かれているが、これはあのTOMIXで有名なトミーの所有で
駅近くの工業団地の中にその工場、トミーテックスの本社工場がある．そこにはもう1台の古典ロコが保存されている．
おもちゃのまち駅前に鎮座する[5]．やって来たのは東武の残り少ない吊掛け5070系．動きだすまで判らなかった．
[5]号機は東武宇都宮線西川田駅を起点とする宇都宮石材軌道(東武鉄道に併合)に1921年日本車両で新製後所属し、その後龍ヶ崎に移るまでは東武籍であったので宇都宮線も走行したはず．この場所はゆかりの地であると言える．
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[5]の後部エンドビームには日車の修復銘板とトミーの銘板も付けられている．
「修復保存 TOMY 昭和54年」と書かれている． |
トミーテックスの本社工場に保存されるもと鹿島参宮鉄道(現：鹿島鉄道)の[1412]号機．夕陽を浴びた美しい姿を見せてくれていた．
工場内なので総務の方の許可を頂く．
1896(明治29)年輸入のドイツ・クラウス社製．九州鉄道→国有鉄道そして1927(昭和2)年からは鹿島参宮鉄道鉾田線で1963(昭和38)年頃まで活躍していた．
暫くは僚機とともに石岡の庫に置かれ、常磐線の車内から見ることができた．右が[1412] 1965.2
同じクラウス製で九州鉄道から流れてきた留萠鉄道10型[17]号機．[1412]とよく似たスタイル．
現在は岩手県の釜石線遠野駅に、同鉄道の[15]号機は石狩沼田町で保存．
同型は[15][17]のほかに防石鉄道[2]号機(山口県防府市)、大分交通[26]号機(大分県宇佐神宮)と合計4両が保存されている．
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