北海道の森林鉄道 |
1970年頃は北海道の森林鉄道が全廃されてからまだ日も浅かったので、その遺構というか名残りの施設も数多く見られた.
1970年11月末に撮影で渡道した際に若干の調査を試みた.名寄本線の下川駅近くの貯木場には車庫の建物や線路跡が少し残っていたが、期待していたような廃車体などは見ることができなかった. しかし営林署では何枚かの現役時代の写真を見せて頂き、複写させて頂いた.取材時のメモなどは提供してしまったのか手許に無いが、複写のネガがあるのでここに公開させて頂く. 1-3と6.7枚目が下川を起点とする珊瑠さんる森林鉄道、4.5枚目が同じく名寄本線一の橋起点の奥名寄森林鉄道と記憶する.最後の写真は昭和24年11月、冬ごもりを前におそらく全部の機関車を前に撮られた記念写真で壮観かつ記録として貴重なものだ. 蒸機はコッペルかコピーの立山重工製、ディーゼル(ガソリン?)機関車は酒井製と思われる. 同じ日に訪れた丸瀬布営林署では保管されていた雨宮21号を発見している. |