貨物列車D51活躍 撮影1967年7-8月

今回は旅客列車牽引のハドソン達に注目しているが、貨物列車を牽引するD51にも敬意を表してふれておこう.常磐線は本線の名こそ無いが、関東と東北を結ぶ大幹線であることは間違いない. 東北本線と比較して東京-岩沼間では若干距離が長く、単線区間もあるというハンディがあるが、逆に勾配が少ないというアドバンテージもあって、多くの貨物列車がD51に委ねられて運転されていた.
平坦線とはいえ、1000t牽引で高速運転を強いられるためにストーカー装備のものが多かったことが常磐線用D51の特徴である. 10月1日の電化完成の時点で100%の電機運転にはならず、80%程度に留まり、その後徐々に電機化されて翌1968年1月30日に完全電化運転を達成している.

D511057牽引上り貨物列車.D511057は小樽築港機関区へ転属して函館本線を走行.久ノ浜-四ツ倉.
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D51123牽引下り貨物列車.D51123は大宮機関区へ転属して水戸線直通貨物を牽引.久ノ浜-四ツ倉.
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D511078牽引上り貨物列車.D511078は岩見沢第一機関区→小樽築港機関区へ転属.室蘭・函館本線を走行.広野-末続. p

D51313牽引上り貨物列車.D51313は最後まで原ノ町機関区で常磐線貨物を牽引し、1968年3月に廃車.広野-末続. p

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