"気まぐれpicture" 039 (2005.10.6)

LDK57

以前より気が付いていた一台のナロー機関車を撮影してきましたのでご報告します.気が付いていたとはいっても小型のタンク機としか判らず、保存されているのか放置されているのかも不明で、ネット検索をしてもキーワードが曖昧では何も出てきませんでした.
今日初めて近くまで行ってみるとLDK57のプレートがありますし、横割れの朝顔型カプラーは西武山口線を走っていたコッペル527と同じもの.これは台湾機だと確信しました.





場所は国道122号と武蔵野線の立体交差から少々東京寄り、建設会社の資材置き場のような場所です.どうも保存ではなく、留置保管というよりは放置といった印象でした. 国道の下り線からは注意していれば発見できますし、武蔵野線電車からも一瞬見えるかと思います.ちょうど川口市とさいたま市のボーダー上ですが住所はさいたま市緑区大門になるようで、武蔵野線・埼玉高速の東川口駅からは東浦和方向へ武蔵野線沿いに約1kmの距離です. 周囲には誰もいませんでしたし、クルマに家族を待たせていたので現地では何も調査することはできませんでした.
保存状況は写真の通りでガラスなども割れていたりしますが、全体的にはまあまあではないかと思います.アメロコのようなまとまったスタイルは好感がもてますし、キャブ横に付いたエアーインテークがユニークです.



帰宅後、LDK57 をキーワードに検索してみるとひっかかりました.それによると、「台湾鐵路局旧台東線(762mm)で使われていた機関車で、1919(大正8)年汽車会社製Dタンク機.1980年に東急車輌が台湾から購入した9両のうちの1両.」とのこと、そしてもう1両 LDK56とともにステーキハウス・ペコペコに引き取られ、蓮田店(LDK56は越谷店)で展示.別のサイトでは閉店後埼玉県某所に保管、その後行方不明となっていました.
ステーキハウス・ペコペコといえば、ブログ8月27日No.58で三郷店の東武鉄道車両にふれていますが、折角良いところに目を付けて貴重な車両を展示利用していたのに閉店とは残念でなりません. LDK57がどんな経緯で現在さいたま市緑区に存在するか判りませんが、今後の活用法やもう1両のLDK56の行方も気になるところです.この辺りの情報をご存知の方、ご教示願えれば幸いです.



(撮影:2005.9.30) 当サイト轍楽之路付"録"ブログからの再掲です.

この記事を7月31日のブログとしてアップしましたところ、当サイトと相互リンクをしています会津のけむりさんより以下のようなお書き込みをBBSのほうへ頂きました.

LDK57のプログ拝見いたしました. この機関車は埼玉県蓮田市関山の県道ぞいにあったステーキハウスぺこぺこ(閉店)の前に昨年の暮まで留置してありました. 私は真岡鉄道に撮影に行く時、いつもこの機関車を見ておりましたので気になっておりました. 昔はぺこぺこの看板がわりに鉄骨で組んだ3mの足場の上に暗緑色に塗装して飾ってありましたが、閉店後は降ろされ店の端で荒れておりました. 今年になって無くなっていたので、てっきり屑鉄になってしまったのかな??ちょっと心配していたんですが、とりあえずは移動しただけのようで安心しました. して、このSLはどうするんでしょうね. 心配してもしょうがないのでしょうが、SLファンとしては気になります.

ほんと、どうするんでしょうね.
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