名鉄三河[山]線の春 |
1986年4月も初め、仕事で大阪からの帰途に名鉄三河線の山区間に立ち寄る.前年より電化を廃して Le-car といわれる2軸のレールバスに置き換えられた路線である.
名古屋市内から地下鉄-豊田線と直通電車で梅坪経由で猿投へ.レールバスと対面した.猿投-西中金を往復するつもりだったが、一駅手前の三河広瀬駅の先に満開の桜の木を発見、急遽途中下車して撮影となった.
途中の枝下(しだれ)駅前には名前の通り、立派な枝垂れ桜が満開だったのも印象的だ. ところでこの三河線の山区間といわれる猿投-西中金(8.6km)は、同じく海区間といわれる碧南-吉良吉田(16.4km)とともに正に昨日(2004年3月31日)限りで廃止となってしまった. 果たして最後の櫻は間にあったのだろうか.ここに出てくる2軸の名鉄キハ10型は八百津線三河線用に6両が存在したが、その後ボギー車と交代した. そのうちの2両が遠く宮城県のくりはら田園鉄道で現役である. 猿投駅 猿投駅 猿投駅 三河広瀬駅 |