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鉄道最高地点 投稿者:床下の仕掛人 投稿日:2009/08/14(Fri) 23:29 No.1954
先日、小海線の清里〜野辺山間にある鉄道最高地点に行ってきました。前回そこを訪れたのは、まだC56が走っていた頃ですから、四十年近く前のことです。今回の目的は、ハイブリッド気動車キハE200に乗ること、撮ることです。

鉄道最高地点は、昔はそれを示す木の柱が立っていただけだと記憶していますが、今では飲食店や土産物屋があり、幸せの鐘と称する鐘付きの碑、そして鉄道最高地点神社なる赤い鳥居が立っています。(写真)

そのご神体はレールだそうで、シンボルとして松葉スポークの車輪一対が鎮座しています。(写真2)車軸の両端にはSKF製の軸箱が付き、車輪ボス部には「SHEFFIELD 1897」と表示があるので、19世紀末のイギリス製と思われます。

ところが、神社の由来を示す碑文(写真3)を見ると、この車輪はC56の先輪であったと記されています。そんなバカな!!! 松葉スポークはさておき、C56の先輪は軸箱が内側ですし、1897年製の車輪を使うはずがありません。

インターネットで検索すると、「鉄道最高地点を愛する会」という団体がこの神社を建立したようですが、時代考証皆無でこんなものをご神体だかシンボルだかにするとは、参拝者?をバカにするにも程があります。

松葉スポークの車輪は、今でも車両メーカーの工場内の仮台車で現役?のものもありますが、小生はあまり詳しくありません。田駄雄作さん、この松葉スポークの車輪の素性について、ご存知でしたらご教示ください。

添付:1954.jpg (37KB)
鉄道最高地点2 - 床下の仕掛人 2009/08/14(Fri) 23:32 No.1955
写真2です。

鉄道最高地点3 - 床下の仕掛人 2009/08/14(Fri) 23:32 No.1956
写真3です。

Re: 鉄道最高地点 - 田駄雄作 2009/08/19(Wed) 17:54 No.1957 投稿者のサイトor参照URL
これは酷いですね.
車輪自体は骨董品で価値があるものですが、C56の先輪と偽るのは如何なもんでしょうね.

コロ軸受け+松葉スポークというのは、やはり工場の仮台車あたりしか考えられません.
場所が場所だけに多くの一般の人の目に触れるわけですから、困ったもんです.


Re: 鉄道最高地点 - 床下の仕掛人 2009/08/19(Wed) 23:27 No.1958
田駄雄作様、コメントありがとうございます。この地点へ行くのに、小生は野辺山駅から歩いて行きましたが、ほとんどは車で通りかかった人たちで、鉄道にはあまり関心がないかもしれません。でも、この神社?の碑文を読んでいた人も現に居ましたし、子供たちもたくさん遊んでいました。このような嘘を平気で碑文に刻み、間違った知識を広めるというのは罪深いことですし、相当のお金をかけて作ったであろう石碑に、何の裏付けも取らずに解説文を書く神経が理解できません。

鉄道最高地点で不愉快なものを見てしまいましたが、当初の目的であるキハE200の写真は、ご覧のようにしっかり撮ってきました。最初は田駄さんの写真(↑)にある鉄橋で横から狙おうかと思ったのですが、四十年近く経った現在は木が生い茂って、鉄橋は全く見通せませんでした。22‰(裏は3‰)の勾配標は、正しく鉄道最高地点を示すものですが、小生がこの場所に着いたときは、観光客(子供?)が勾配標の上に乗るか押したかして、ほぼ真下に垂れ下がっていました。撮影する前に小生が角度を直しましたが、ボルト1本で固定しており、手で直せるということは押せばまた下がるということで、今日の時点でどうなっていますやら・・・。


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