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[2]スペインPV鉄道 SPAIN PV R.R.


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スペイン北部のポンフェラーダ Ponferradaから炭鉱街ビリャブリーノ Villablinoまで62kmを結ぶ運炭鉄道がPV鉄道です. ビリャブリーノの炭鉱から石炭をスペイン国鉄 RENFEへの接続駅であるポンフェラーダへ運び出す役割ですが、途中沿線にも多くの小炭鉱があり、主な駅には石炭積み込みホッパーがありました. 国鉄線は1676mmゲージのブロードゲージですがPV鉄道は1000mm=メーター・ゲージで小振りな車両が走っています. 1976年当時は2往復の旅客列車と10数往復の石炭列車が運転されていて、そのすべてが蒸気機関車での運転でした.
10両の1C1ボールドウィン製タンク機(1919年製)、10両のエンゲルスタイプ(乗り掛けテンダ)1C(-2)(マッフィー他1914〜56年製)計20両で運転されていました. エンゲルスタイプとは2軸テンダに機関車本体の後部が乗りかかるようになっていて従台車の役割を果たしているものです.
沿線は険しい山岳地帯とか風光明媚というわけではありませんが、起伏のある山地の中を走り、清々しい森を抜け、巨大ダム湖に沿う変化に富んだ好ましい情景です. なぜか違和感のない日本風な景色でもあります.
個人的な印象ですが別項のコンテンツにある北海道の三菱大夕張鉄道と共通するところが多く、同じボールドウィンが走っていたこともあり、親しみが湧いてきます. 今も両者残っていたならば「姉妹鉄道」となっていたかもしれませんね.
当時のメモ資料が無く、途中駅の名称については確認できませんでした. ご了承ください.

PV鉄道 PV R.R.
A. ビリャブリーノ Villablino
B. 途中駅にてその1 at a middle stashion. part-1
C. 発見、俯瞰ポイント discovered the lookdown point.
D. 逆向き牽引列車 the coal train leads a backward engine .
E. 森の中のボールドウィン the Baldwin's engine, running threw the forest.
F. 途中駅にてその2 at a middle stashion. part-2
G. 旅客列車 the passenger train
H. ダム湖と石橋 the lake by dam and the stone bridge.
I . ポンフェラーダ Ponferrada



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