横浜みなと・未来の汽車みちを行く
2006 et 1970
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Will it be really the same place?

1970(昭和45)年10月10・11・18の3日間、D51791牽引の「高島線電化・さよなら蒸気機関車」が東京-(東海道本線・高島線)-横浜港-(品鶴貨物線)-品川と運転された. 単に高島線の電化記念という意味合いの他に、これで首都圏から蒸気機関車の煙が消え去るということで大々的に東京駅始発で設定される.マスコミにも大きく取り上げられたので沿線、特に東海道本線の鶴見までの区間には本当に多くのファンや見物人が繰り出して賑わっていた.
ちょうど監督高林陽一、音楽大林宣彦という今をときめく大巨匠による映画「素晴らしい蒸気機関車」も合わせるように公開されて、大ヒット!いわゆる「SLブーム」はここから始まったともいえるイベントだった.
この時の列車が走行した横浜港線は、2006年の現在、その周辺が当時の港の造船所やうら寂しい倉庫街から「みなとみらい21」開発で高層ビル、ホテル、テーマパークなどが建設されて、かつての面影を一変させている.しかし赤レンガ倉庫などとともに、貨物線の跡地が「汽車みち」プロムナードとしてレールや鉄橋もそのままに活用され、随所に貨物線時代をしのぶことができる.
1970年10月のサヨナラ列車シーンと併せて、2006年9月の同じ場所でのスナップ・ギャラリーをご覧頂きたい.

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1970年10月11日

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2006年9月22日
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