日高本線は地図で見れば判るように、太平洋に沿って走る路線であるが、海辺を走る区間というのは実は少ない．しかし日高山系からの段丘に押し出されるようにして、海っ辺りを走らねばならない処もある． そこでの車窓は素晴らしく、写真の撮りがいもあるというものだ．苫小牧側からは大狩部付近は長い距離に渡り海岸線に沿うように走り、大狩部駅では海の荒い日には本当に波しぶきの襲来を受ける． その先、新冠の判官館岬も大岩のトンネルがあり絶景．静内の静内川鉄橋は海と川の境目にかかる長い鉄橋を俯瞰することができる．日高幌別の海岸は昆布との組み合わせの写真を最近よく見るところだ． この沿線、先頃の2003年8月の台風10号により大きな被害を受け、日高本線も鵡川-静内間が不通になったが10月6日、2ヶ月ぶりに復旧開通した． (この写真は新冠-静内のC11227列車）