伊那の小兵電関 ED18・ED19 1972-75
JNR Old electric engine (made by English Electric 1924 & Baldwin Westinghouse 1926) runs Iida line. 1972-75

1970年代前半の飯田線北部ではまだED18型、ED19型電気機関車が使われていた.いずれも昭和初期の電化黎明期に欧米から輸入された機関車を改造した古強者だ. 数年後にはこれもED61型を改造したED62型に置き換えられることになるが、置き換え時期がちょうど蒸気機関車終焉と重なったため、あまり注目されることなく消えてしまった.という感じだ. 伊那の小兵とでも呼ぶべき愛らしい姿を、木曽森林鉄道撮影の行き帰りなどに寄り道をして何回か捉えていた.
僕らの子どもの頃は電気機関車のことを「電関」と言って親しんでいた.ED19 はまさに3線式Oゲージのブリキレールと「電関」の呼称がピッタリだ.

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飯田線に沿ってクルマを流していると、ED18牽引の貨物列車と出会った.

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やって来たのはED183.ダダン ダダンと特徴的なジョイント音.駒ヶ根付近.1973.2


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ED183は他の2機(ED17改造の1.2)と違い、元の形式番号もED183.


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ED183は1924年、英国イングリッシュ・エレクトリック社(E.E)製の6000型→改番ED52型→ギヤ比改ED18(旧)→3軸台車化ED18(新)と改番改造されて来た.仲間のED182は現在でも動態保存されている.
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